溶けたガラスに息を吹き込む 手作りガラスの温もり/硝子工房・21 勝本一美さん 夏の工房内は50度C以上 最初は陶芸に興味があったそうだ。美術雑誌に載っていた広告を見たのがきっかけで、ガラス教室に通うようになった。後に教室のスタッフにも採用されて、仕事を兼ねて勉強もできるという環境になった。 窯を有する工房を開いて約2年半。宙吹きという技法で、現在は花器、グラスなどのテーブルウェアをメイン .....
凝縮された時間が醸す万年筆の魅力 アンティークショップ/ユーロボックス 藤井栄蔵さん 書斎に似合うアイテムが勢揃い ショーウィンドに並んだ万年筆、インク瓶、ライター、腕時計、グラス、陶磁器など、そのどれもが年代物である。 「7、8年前からは、書斎にある文具類を中心に揃えるようになりました。中でも、万年筆には力を入れています。」 と語るのはオーナーの藤井さん。 モンブラン、パーカー、ペリカン .....
銅版画家・フリーイラストレーター / 一色みな子(31歳)さん ”銅版画“というものをご存じだろうか? 文字通り銅でつくる版画なのだが、硬い銅版をプレスしたり薬品で腐食させたりと、作品が仕上がるまでにはかなり手のかかる過程を要する。版の製作はハガキサイズ一つで早くて3日間、平均1週間はかかるという。その工程から生まれる線は、一つ一つに作家の独特の世界を醸しだす。 この銅版画の世界に魅了され、殆 .....
フリーで働く女性を支援する ネットワーク組織「WANA関西」大阪市天王寺区 在宅で、あるいは小さな事務所を持ちながらフリーで働く女性は大阪でも増えている。しかし、誰もが順調に仕事を受け、安定した収入を確保しているわけではない。 中には代金の不払いにあったり、十分に能力はあるのに育児などで仕事から離れざるをえなかったりと、フリーで、しかも女性であるがゆえのトラブルや壁が少なくない。 そんな女性 .....
「自閉症や引きこもり(家に閉じこもって外へ一歩も出ない)の子供たちを抱えるご両親がたくさんいる前で、約一時間半、『神経症と催眠療法』について講演したんです。赤面症に悩んでいた、この私がですよ。それをなんとかこなしたことで、カウンセラーとしてやっていける自信ができたかな」 自宅近くのビルの中に「たとえヒマでも、なんとか一年間は食べていける くらいの蓄えを用意して…」、20m2にも満たない小さなカウ .....
デザイナーからカウンセラーへ、この仕事、自分に合っていると思うな。 山本心理療法室カウンセラー山本 正美さん(49歳)—大阪市北区 他人と会ったり、話をしただけで顔が赤くなる。そんな自分を意識すればするほど、ますます赤面し、言葉もつかえる…。対人恐怖症の一種だが、実は山本さんも二十代の頃、このことに深く悩んだ一人。その悩みは、とりあえずは仕事を通じての人間関係の広がりの中で、徐々 .....
ほとんど一人で講師を務めるが、最近では他分野を専門とするコンサルタントと一緒にセミナーを開くことも少 なくない。この10月にはファイリング技術を専門としたコンサルタントと事務の効率化推進をテーマにセミナーを開催する。永井さんはアウトソーシング(業務の外部委託)の活用と具体策について紹介する予定だ。 「違う分野のコンサルタントがジョイントしてセミナーを開催すると、テーマの幅も広がって複合的になり、 .....
時代がコンサルタント業を求めている、そう思わなきゃ。 パーソネルサポートセンター代表永井 隆雄さん(35歳)—大阪市北区 会社のために一生懸命働いて、売り上げに貢献しているという自負があるのに、同じ職場には大した成績もあげない人間がいるのはなぜなんだ…。 そんな不満が高じた結果、会社を辞めてフリーになった DOPPO人って、意外と多いんじゃないだろうか。 「あまり仕事 .....
ガラス表面にさまざまな意匠を手で彫り込むエッチングや、色の付いた微細な砂を勢いよく噴射させて模様を浮かび上がらせるサンドブラストという技法を学び、ガレージにエアコンプレッサーやサンドブラストの作業を行うためのエッチャーなどの機器をひと通り揃えて、「ガラス工房・健」という看板を掲げた。今年の4月のことだ。 これまでにグラス類や皿、花瓶、インテリアガラス、テーブルの天板など多彩な作品を手がけた。既 .....
果たして「主夫」になってしまうのか、これからが正念場かな。 ガラス工房・健(たける)西口 芳隆さん(41歳)—堺市 自宅のガレージを工房代わりに、エッチングガラスの作家としてスタートしてから半年近くになる。その間、ワイングラスやプレート、住宅用のインテリアガラスなど、さまざまなものを作ってきた。自分なりに技術を高め、ひとつひとつの作品のレベルも上がったように思うし、満足できるものも少 .....
兼業SOHO 晴耕雨読の日々 〜農業するなら 電脳武装〜 農業はここ数年で大きく様変りしている。農家を取り巻く環境の変化が加速しているためもある。でも、農業に携わるそれぞれの農家が変わろうとしなければ実現するはずもない。ズバリ、キーワードはコンピュータ。農業の分野でも上手に使って販路拡大を図ったり、消費者とのコミュニケーションを拡げたりと使い道はさまざまだ。ここでは、インターネットをフル .....
バイク好きが高じて 念願のバイクショップで独立 モトショップM's オーナー/松野曉人さん ●父親の会社の倒産を契機に自立への決意を固める 10坪の店内には6〜7台の大型バイクがいつも並んでいる。さらに外に4〜5台。 ここでエンジンを解体し、商談をすませ、食事をとる。この空間が松野さんのすべてなのである。松野さんの店「モトショップM's」は、開店してやっと1年を迎えたばかりだ。父親は会社を経営、 .....
独立への鍵は「発想の転換」造園業も価格破壊の時代 バードランド 塩野 洋さん ●職人の道は頭脳と肉体の格闘技 とにかく旅行に出たかった。それも、いつものようなツーリングの旅ではなく、外国の一つの都市に一定期間滞在してみたかった。 塩野さんが印刷関係の会社を辞めたのは94年末である。DTPを中心にした編集から制作もこなし、営業にまで出る。明確なセクションもないまま、全般 をこなさなければならない .....
21世紀は農業の時代「とちおとめ」にかける若きファーマー ウスイファーム 臼井美幸さん ●周囲の反対を押し切っていちご農家に転身 いちごの香りが立ち込める中、今朝取ったばかりの「とちおとめ」をパックに並べながら、臼井さんは語る。 「日本の通信や情報機器が、アメリカに比べて2、3年遅れているのを痛感しました。向こうは、ポケベルは既に3行表示が当り前だし、CPUは小型化されていましたからね。」 94 .....
愛娘のおもちゃとの出会いがトイショップへ 〜温もりのあるおもちゃヨーロッパ製がん具の館は 竹山オーナーの心意気〜 —トイショップ「アンディ&ジュディ」店主 竹山夫妻 ■創造性や感性を育む、ぬくもりのおもちゃ 奈良県北西部の閑静な住宅街に昨年暮れオープンした。オーナーの竹山夫妻が、一粒種の知里ちゃん(3歳)を育てながら、夢のある仕事として選んだのがトイショップ。 子どもの健全な発育を願う子煩悩な .....
女性同士の二人三脚で編集プロを設立 —竜田清子さん /勝瀬志保さん ■アルバイトで貯めたお金で事務所を開設 二人の女性ライターが決心して独立して取材プロダクションを始めて10年目が過ぎた。 彼女らを知る仲間たちは「一年もすれば音を上げるわよ」とささやき合っていたものだが、二人の頑張りに、最近は「二人ともまだ親がかりだからやれるのじゃないかな」といった、やっかみ半分の声に変わってきた。 「いまで .....
単調なサラリーマン生活に飽き足らずラーメン店主に大転身 —ラーメン店主 井本勝彦さん ■3年間の屋台生活を経て店舗経営者に いまから10年ほど前に開店資金の300万円を身内から借り、屋台ラーメンを開業。3年間は屋台を引いて頑張った。宗像には当時、屋台も少なかっただけに想像以上に売り上げは上がった。とはいっても、屋台はいろいろな苦労が多い。 「台風で屋台が吹き飛ばされたこともあったし、毎日、準備 .....
中小企業への人材派遣と企画部門を代行するアイデア集団 —ソフトウエア・クリエーター 藤田秀幸さん ■自宅アパートを事務所にしてスタート 大きな会社には、企画担当の人間がいて、自社製品の売り込みを企画立案していく。これに比べて、中小企業は、そんな人間を抱えておくだけの余裕がない。 「新聞の経済関係の記事を読んでいて、ふと思いついたのです。外資系のアイスクリーム会社が、新しいクリームを若い人たちに .....
「カラオケ劇場」を運営する音楽人間のビジネス感覚 —音楽ビジネス運営 樋口英二さん ■偶然が重なっての音楽との出会い 音楽人間としての毎日である。昼は、余暇を見つけてはカラオケ教室の先生たちから依頼される作曲を手掛ける。それに週に4日はギター片手に歌をレッスンする歌の先生になる。 夜は、福岡市博多区博多駅前と香椎駅前にあるカラオケ・コミュニケーションシアター「マイソング」のオーナーとして、二つ .....
●博多 博多っ子起業家どんたくビジネスの元気ぶり ゼロ資金でもできる広告代理業で脱サラ —プランニング・コンダクター ・川崎信義さん ■開業資金ゼロからの出発 「お客さんに、何となく勧められて、資金ゼロで出発したのですから、いま振り返っても勇気があったと思います。いまなら絶対会社を辞めていません」 当時、福岡市内の、取材プロダクション兼出版社で営業を担当していた川崎さんは、料亭やレストランの社 .....
好きな骨董の仕事で身を立てた幸せを実感 ちりめん遊 ギャラリー美 代表/榊原美穂乃さん 5年間の苦闘が磨いた創作の感性 榊原さんは、22歳の頃から昼はOLとして働き、夜は骨董屋の露店を手伝って勉強する生活を7、8年続た。そして28歳のときに骨董店「面 白屋」を埼玉県・川越市に開業。骨董のキャリアはもう15年にもなる。 その当時の開業資金は貯金をはたいた100万円 .....