アメリカのFOBの定義
アメリカのFOBの使い方は普通と違うので、アメリカからものを買う場合、
この点を頭に入れておく必要がある。アメリカで使われるFOBは本来の意味の「船上渡し」ではなく、単に「どこそこ渡し」という意味で使われる。例えば、
1 FOB Truck San Jose
これは「サンノゼのトラック積み込み渡し」という条件で、サンノゼから積出港までの国内運賃と海上運賃は買い手の負担となる。保険も港からではなく危険の移転するサンノゼからカバーせねばならない
2 FOB CY(或いはDock) Oakland
これはサンフランシスコ地区でコンテナーヤードがあるオークランド港のヤード或いは倉庫渡しの値段である。従ってコンテナーヤードの費用と海上運賃は買い手の負担となる。
3 FOB Forwarder's Bonded Shed, San Francisco International Airport
これは「航空貨物扱いの場合でサンフランシスコ国際空港の通関業者の保税上屋渡し」の条件である。従い、通関業者の費用や航空運賃は買い手の負担になる。
4 FOB Vessel San Francisco Bay Area
これは「サンフランシスコ湾の船上渡し」という意味で、普通の場合のFOBと同じ意味になる。
その他通信販売、個人輸入などで使われる表現
通信販売などの価格表に挙げられている価格条件は多くの場合、現地渡しの価格で運賃は買い手負担の場合が多いようである。例えば$50 shipping
charge not included 等と書かれている場合が多いが、これは、「値段は50ドルだが、運賃は含まず」と言うことである。運賃は輸送方法によって、即ち航空便か船便かによって違ってくるし、注文する数量によっても違ってくるので、現地渡しの値段で記載する場合が多いのであろう。