SOHO経営塾 (お仕事講座(自立独立開業ガイド))
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今までの束縛やしがらみから離れ、自分の力で新たなる第一歩を踏み出そうとしているあなた、計画は万全ですか? 特に資金も含めた経営計画は必須。考えを文書化することによって具体的に再整理される。自分が経営者になるのだから遠慮はいらない。たとえ一人であってもどんな経営をしていきたいのか、熱い思いを経営理念に据えたい。自分が考える自分の使命とは何なのかを考えよう。



 経営理念が根源だ 熱い思いを伝えよ

 会社組織にするつもりはないし、一人でやっていくのだし、売り上げ目標の数字や先の見通しなんて読めないし、書いたとしても机上の空論だから、事業に関する計画なんて必要ないよというのも、まさに一理ある。でも、紙に書くという行為は考えが整理され、経営の方向性や経営上の問題点などが具体的に見えてくるという点で極めて有効な手法なのだ。パソコンを使っている人も、ここは、専用ノートとペンを用意して欲しい。

 まず、これから進んでいく方向性を決めることから始めよう。自分がこれから会社で、あるいは個人事業主として、自分は何をやりたいのか、社会の中で自社をどう位置づけたいのかなどがそれにあたる。経営理念が実際の経営にどのように活かされていくのかを示すと、「経営理念」が最上位にあって、次に経営理念を経営上具体的に反映する「行動指針」がきて、以下「経営計画」「事業計画」となる。

 経営理念策定の留意点は「なぜ自分はSOHOになる(会社を設立する)のか」「事業の最終目的は何か」の2点。考え出すと結構詰まるものだが、ここは十分に時間をかけて考えて欲しい。また、専用ノートにボールペンなど消えないモノで書くのがミソ。何度も書き直すことになるだろうが、振り返りながら、思考の変遷をたどりながら考えられる点が良いのだ。事業をスタートしてからでも変更しても良いのだから、気楽に、自分の思いを簡潔に表現してみよう。


 You can do it.

 「行動指針」は経営理念と実際の経営との間を取り持つもの。理念よりも具体的にブレイク・ダウンされているので、トップの意思が行動レベルで従業員に伝わるモノだ。一人の場合でも、この指針があれば自らの行動を律するだけでなく、行き詰まったときなどの打開策のヒントにもなるので、ぜひ作成して欲しい。

 「経営計画」は、短期(1年)・中期(1〜3年)・長期(3年〜5年、10年)などがあるが、〈中期計画〉を考えて欲しい。自宅で一人でスタートする場合、必要に応じて複数のSOHOスタッフに協力を仰ぐ場合、従業員等を雇用する場合など3年後の「理想の姿」を思い描いて欲しい。事業の規模もスタート時よりも大きくなっているだろうし、売り上げ・利益も比例していることになろう。

 大切なのは「目標を持つこと」「具体的な実行プランをつくり、実行すること」だ。実行していくと、プラン通り進行しないことが出てくることもある。そういうときこそ随時軌道修正しながら進めていけばよい。ポイントは予定通り行かなかった原因を分析し、どうすればいいのかを考えて、すぐに手を打つことだ。焦りは禁物。

 計画の中で、数値的な部分の必須項目は、まず「年間売り上げ」とその「計算根拠」。利益を出す上で売り上げから差し引くモノは事業を営んでいく上でかかったお金=費用。この費用を分類すると「仕入れ、人件費、宣伝広告費、光熱費、地代家賃、通信費、旅費交通費、消耗品費、図書費、賃借料(リース)、支払手数料、福利厚生費、交際費、会議費、保険料、雑費…」など。簿記の知識がなくとも、簡単な表にして具体的な数字を記入していこう。細かい分類がわからなくとも気にしないでOKだ。パソコンの表計算ソフトや家計簿ソフトを少々いじれば収支計算もラクにできる。

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