SOHOビジネスで成功するポイント (お仕事講座(自立独立開業ガイド))
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SOHOビジネスで成功するポイント

自分サイズのビジネスを

 これまでの「組織からの自立化、独立」したいという人たちや本業の先行きに不安を感じてもう一つのビジネスを平行してやりたいという、いわゆる『兼サラ』を志向している人が増えてきている。

 そのバックグランドには、いうまでもなく、年功序列、終身雇用という日本的な経営神話が崩壊したということを実感させられたということであろう。

 つまり、寄り添ったり、ぶらさがったりしているビジネスでは、自分の明日は拓くことができないという認識である。

 ともあれ、ぶら下がっているロープは、いつかは必ず切れるものである。

 この不況を生き抜いていくには、「自分を助けるのは、自分だけだ」(自助)というSELF HELP(セルフヘルプ)スピリットともいうべき、自己防衛意識が求められることになるだろう。

 とはいえ、ニュービジネスをなんとか立ち上げたいと願っている人たちにとって、これまでのビジネス慣行や大手の企業の隙間ないビジネスネットワークという大きな壁が立ちはだかっているものである。

 それだけに「SOHO」ビジネスを成功させていくには、まず、自分の身の丈にあった、自分サイズのビジネスに着眼していくことである。

 これまでのキャリアを分析して、何ができるのか、しかも、他人とひと味違う、自分しかできないものは何か、など、自分の広げた傘の範囲内のビジネスを追究していくことである。

 その範囲を超えると極めてリスキーだといえよう。

 「気づくか」か「気づかない」か

 この大きく変化している『大変』な時代にあって、「SOHO」ビジネスを自分のものにしようと考えるとき、一番重要なことは、ユーザーの意識、行動に敏感に気づく(Awernes)かどうかにかかっているといえよう。

 誰もが気づきそうで、気がつかないことに着目していくことである。

 つまり、「SOHO」ビジネスは自分の身近なところにころがっているということでもあるのだ。

 それには、よく現場をウオッチングしなければ、何も気づかないし、新発想も生まれてはこない。

  IBM本社の会長室にはイギリスの作家、ジョン・ル・カレの次の言葉が掲げられているという。

A desk is dengerous place from which to watch the world

(机に座っていて、世界を見るのは危険である)

 現場を見ずして、新事実を発見できないということであろう。

 いつも自分より遠いところに、視点をおきビジネスを描こうとしたり、一つのブームにのっかってやろうとしても、そこには、危険な落し穴が待っているということにもなりかねない。

 したがって、自分の足元をよくウオッチングしていくことである。

 自分が困っていること、他人が不便に感じていることなど、に気づいていくことによって、ビジネスが創出していくものである。

 ヤングママの福井泰代さんは、東京の地下鉄をベビーカーを使って移動するとき、いつも不便を感じていたという。

 何とか事前にエスカレーターの位置がわからないものだろうかと、この気づきから自分の足で、230近くもある駅の現場に立って情報を集めた。

 こうして『地下鉄乗換便利マップ』を作り上げた。そして、情報誌、コンピュータソフト会社をはじめ様々な会社と契約を結び、ビジネスも軌道にのってきた。

 さらに『アイデアママ』というホームオフィスを設立してヤングママの視点で、ビジネスを展開している。

「ビジネスアイデアは、電車と同じで、動いてナンボですよ」と、行動をおこし、現場に立ってウオッチングすることの重要性を、彼女は強調している。


 行動しなくては、何も創出しない

 ビジネスのアイデアを持っている人は多い。しかし、実行となると、躊躇してしまうのが普通であろう。

 とはいえ、ゲーテもいっているように、『実現しないアイデアは、アイデアではない』と、つまりアイデアのみでは、紙屑同然だということである。

 実現させてこそはじめてビジネスとなるからだ。

 SOHOの成功者をみても、自分のビジネスにほれ込み、その実現に専心した人である。

 このことは、ビジネスアイデアを発想するよりも、はるかに実現させることが、困難であることを物語っている。

 つまり、『発現』力をいかに高めるかである。

 発現力とは、発想能力と実現能力の二つをセットにしたもので、「発」想を実「現」あるいは、「現」実にしていくパワーである。

 発現力をもたらす要因は、実現への情熱である。自ら追い込んで行くか(内発性)、他から追い込まれるか(外発性)でブレークスルーすることになるからだ。

 いずれにしても、『窮地』に追い込まれるから、究極の知恵ともいうべき『窮知』を生むということがいえよう。

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