有限や株式など法人化する場合
法人化すると、公私が経理でもはっきり区分される。年商3千万円を越えると税制上有利というのがひとつの目安だ。 法人のメリットは、何といっても社会的信用が大ということだ。個人では取引できない金額の大きな仕事ができ、融資も受けやすい。
SOHOの場合、経費はどこまで認められるか
経費とは所得のうち、税金のかからない金額のことだ。収入を得るために要したすべてが、必要経費として申告できる。 例えば、データ入力を仕事とするSOHOの場合
1.仕事に必要なパソコン、ソフト、周辺機器、用紙の費用など
2.営業に必要な車、ガソリン代、広告費など
3.納品に必要なパソコン通信、フロッピー、宅配便代、交通費など
4.スキルアップ、情報収集のための書籍、講習会費用など
5.電気代、冷暖房費など
住居兼用のオフィスの場合、家賃や光熱費、電話代など、仕事にかかった割合で換算する。例えば家賃の場合、仕事場に使っているスペースが半分で、家賃が10万円なら、経費は5万円。それぞれ、自己申告なので、税務署で証明できればOKだ。
経費を認めてもらうには、確定申告の際、支出を証明する領収書が必要となる。
SOHO達人の6つの鉄則
●取引先と喧嘩はするな
仕事先に不満があっても、喧嘩ごしに感情を露呈するのは禁物。喧嘩は損はしても、得にはならない。不満や行き違いは冷静に伝えるべし。
●同業者を敵と思うな
同業者は、ついライバルと思いがち。しかし、同業者のネットワークは、いざという時、強い武器となる。仕事を抱えきれない時の助っ人に。また大きなプロジェクトの際には、強力なブレーンとなる。仕事上のトラブルを抱えた時、相談できるのも同業者ならでは。
●ひとつの取引先だけに加担するな
SOHOならば、相手先は最低でも三つ以上は持ちたい。三つの売り上げのバランスはできれば、三分割が望ましい。一社に加担しすぎると、そことの取引をなくした時に、食べていけなくなる。また依存しすぎでは、支配関係が生まれ、対等でいられない。リスクも一緒に背負わされ、会社勤めと変わらなくなる。
●あまりに無理なスケジュールは禁物
仕事を欲張る余り、無理な納期で請け負うのは危険。できれば、納期は少し余裕を持って受けたい。スケジュールがタイトすぎて質を落としたり、納期に遅れて信用を失うよりは、余裕を持って、完璧な物を提出した方があとあと有利だ。余裕があれば、その間に別 な仕事が入っても対応できる。技量的に始めから無理だと感じたら、いくら仕事が欲しくても断った方が無難だ。経費が思わぬ ほどかかったり、悩む時間の方が多くて他の仕事に手が回らなくなり、自分の首を締めることになる。
●自己投資や先行投資はケチルな
まだ仕事も受けないうちに、体裁にこだわり、必要のない物まで揃えることはない。しかし、売り上げに直結する資料、パソコン等、仕事をスムーズに運ぶ機器の類は、先行投資でも揃えておくと、結局得だ。スキルアップや営業にかかる経費など、戦略的投資にも積極的に金を使え。売り上げは、必ずついてくる。
●人脈は貪欲に作れ
SOHOを始めてから営業に回る。そんな気の長いことをしていては始まらない。独立組なら、会社を辞める前にまず、仕事の一つや二つは取ってから辞めろ。前の会社で掴んだ人脈、果ては近所の八百屋まで、知り合いという知り合いを片っ端から仕事に結びつけろ。異業種交流会や各種の人的ネットワークに積極的に参加したり、ホームページで売り込むのも手だ。仕事は天から降って来ない。君の存在を社会にアピールしなければ、仕事はやって来ない。
—そして最後は、「案ずるより生むが易し」
どんなことにも、不安は付き物。SOHOだって、案ずるより生むが易しだ。仕事の技量 も幅も、そして自信も、仕事によって、ついて来る。恐れないでまずは、ぶつかっていくことだ。体力と気力さえあれば、君も必ず、SOHOの達人になれる。
成功とは、何度か仕事で恥もかき、失敗しながら、手に入るものだ。始めから大儲けしようなどと気張らず、ひとつずつ着実に経験を積んでいこう。