コンビニ店長ってどんな仕事? (お仕事講座(自立独立開業ガイド))
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コンビニ店長ってどんな仕事?

サラリーマン根性を捨てなければコンビニ経営はできない

 働けば働くほど実入りはよくなるかもしれないが、コンビニ店長は決して楽な仕事ではない。労働時間の長さを考えると、割に合わないだろう。人に使われるよりは自分で商売をやりたい人、労をいとわない人、接客が好きな人であればそれほど苦痛はないかもしれないが、勤務時間は9時から5時まで、有給休暇が欲しい、土日は休みたいといったサラリーマン生活に慣れきった人には無理と心得ていたほうがよい。コンビニは年中無休、24時間営業なのだから、原則的に休日はないのだ。

 実際に、研修にやってくる脱サラの人たちはその期間中、足がパンパンに張って立つのも辛くなるという。コンビニが日常生活に不可欠な業態になるにつれ、加盟者には脱サラ組も増えてきた。自分の土地・建物でコンビニ経営するオーナーと、本部から店舗物件を賃借して店の運営をする脱サラ組オーナーが半々ぐらいの比率になってきた。

 現在、夫婦単位での独立を勧めるチェーンが多いが、日勤は妻、夜勤は夫と分担しても24時間を二人で切り盛りするのは到底無理である。そこで自分の右腕となる優秀なアルバイトを育てる必要が生じてくる。アルバイトの経費を浮かせるために少人数でやっても体がもたない。コンビニ経営のポイントは、店長の右腕になるスタッフをいかに早く育てるかにかかっているということだ。

 町中にある酒販店などの小売商店の年商は平均2000万〜5000万円と推測される。現在、コンビニの雄であるセブン│イレブンの平均日販は67万円といわれ、1日67万円×365日で2億5000万円弱、従来の店をコンビニ経営に転業すれば、5000万以下だった年商が4倍の2億円に跳ね上がる計算になる。コンビニに転業する前のほとんどの店が夫婦で切り盛りしている場合が多い。

加盟後は夫婦だけでまかなうのは無理なので、数人のパート、アルバイトを使うことになる。すると家族経営から会社経営の感覚をもつ必要がある。パート、アルバイトなど従業員のマネジメント、3000近くある商品のマネジメント、仕入れ・売上のマネジメントなど経営者感覚をもたない店長はつとまらない。

その日、どの商品が何個売れ、何人のお客が来店し、人件費がいくらかかるかを把握しなければ経営は成り立たない。主体は店長であり、本部が手取り足取り面倒をみてくれるわけではない。本部が行うのは、加盟店の経営が順調にいくために必要な宣伝、商品情報や経営数値のアドバイス、事務代行や棚卸である。店を繁盛させるも損をするのも店長次第なのである。

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