◆債権回収代行◆
企業にとって遅滞債権の回収は、その企業の資金操りにも影響する大きな問題である。大手銀行でも手を焼いているのだから、中小にとってはなおさらであろう。
そんななかで、アドバンス&アソシエイト(以下A&A)が行う米国式の遅滞債権回収業が注目を集めている。
日本では債権回収の代理人になれるのは法律で弁護士だけと定められている。しかし、様々な分野の業務を抱える弁護士事務所でこの分野を積極的に行っているところはあまりない。また、弁護士が行うのは、内容証明付き督促状の送付からはじまる裁判に向けての一連の作業。これが債務者への心理的圧力になって遅滞金の返済にすすめば良いが、経費の掛け倒れになることも少なくない。
一方米国では、債権回収のビジネスは150年からの歴史があり、約5000社がこの業務に携わっているという。米国の債権回収業者は、債務者の事業内容や財務状態などを詳しく調べあげ、彼らの言い分も聞いたうえで回収にむけて柔軟に対応する。また、両者の言い分を調整し妥協点を提案したりもする。
1992年に設立されたA&A社はこの米国式の債権回収の手法を日本に持ち込み着実に成果 を上げている。
同社のクライアントに対し遅滞債権を有する会社が、別の会社から回収できない遅滞債権を有していることがわかり、そこもクライアントになってもらい二社同時に回収に成功したという事例もあるという。
同社では先に述べた法律上の問題をクリアにするため、任意団体インターナショナル債権管理協会を設立し、依頼者にはこの団体の会員になってもらっている。2万円の入会金と一口2万円の出資金の支払いで会員となることができる、
成功報酬制になっており、遅滞金額に一定の料率をかけて報酬額は算出される。例えば、遅滞金額が100万円以内で遅滞期間が60日以内なら回収金額の25%といった具合である。