◆営業代行◆
企業のコア中のコアともいえる営業部門の業務を代行して急成長する会社がある。年商30億円をほこるマースジャパンがそれだ。
同社は、食品会社のセールスマンや広告代理店の企画・営業畑を歩いてきた笠原社長が、25歳のときに起こした会社である。
営業は企業にとって最重要の要素だが、プロの営業マンを育てようとした場合、それなりの期間や経費を必要とする。しかもそれだけコストをかけて教育したとしても、いつまでも自社にいてくれるという保証はない。
「営業のプロを組織化したら、きっと需要はあるはず」笠原氏はそう考えた。最初は信用・実績ともになく、納品代行など販売促進業務の一部だけを請け負っていたという。
しかし、そういった業務を着実にこなしていくうちに、少しずつクライアントも増えて、現在では食品、飲料、日曜雑貨、化粧品など35社との契約を結ぶまでになっている。
同社の業務は、単に営業回りを行うだけでなく、企画、計画、実施、管理という営業に必要な業務の全てについて事前にクライアントと綿密に打ち合わせを行い、営業に関わる業務一式をまるごと請け負うところにその特徴がある。
営業マンもクライアントに派遣するのではなく、マースジャパンの管理の下業務を行うことになる。
そのため、一日数度の定時連絡、営業先への抜き打ち訪問など万全の管理体制を敷いている。万が一クレームがあれば、同社の人間が迅速かつ丁寧に対応する。営業マンは、クレーム二回、不正行為一回で解雇処分にされる厳しさだ。