アンカーストア・プログラム
ジーンのウェブサイトではインターネット広告のシステムをいろいろ取り入れている。”Anchor Store“(アンカーストア)はその一つだ。彼のサイトには他のバーチャルショップのリンクを貼って宣伝している。もし、誰かがこのリンクをクリックしてお店にアクセスし、そこで何か購入すれば、ジーンは、その売り上げの一部をもらうことができるという委託販売システムである。彼のサイトで紹介しているアンカーストアは書籍販売で有名なAmazon.com、音楽を販売しているMusic Boulevard、本や音楽の他に花も扱っているSpree.comである。
それぞれのサイトで提供しているアンカーストア・プログラムに参加する場合、あるHTMLコードを割り当てられる。ジーンのサイトから広告主へのリンクには、このコードを用いた特別なフォーマットが使われており、顧客が広告主のサイトにアクセスして買い物をすると、どこのサイトのリンクを使ってアクセスしてきたのかが分かるとともにどれだけの売り上げが生じたか記録されるのである。彼に支払われる手数料は商品の表示価格の5%〜15%。
広告主のリンクを直接貼るという方法以外にも商品検索エンジンを設けたり、個々の商品を紹介する方法がある。例えば、自分のサイトで花を売っていたとすると花に関する書籍をAmazon.com で探し、それを自分のサイトで紹介することができる。アンカーストア・プログラムへの参加費は無料のところも多く、広告する側と広告主の両者のマーケティングの効率を上げ、売り上げに寄与するという効果をもたらしているのでアメリカでは非常に注目を集めている広告システムである。
「自分のサイトの運営資金にもなるので、とても便利なシステムだと思います」とジーンは語る。
この他にも日本でもよく利用されているLink Exchange (リンク・エクスチェンジ)やBanner Exchange(バナー・エクスチェンジ)なども利用しているそうだ。
これからも夢は大きく持ちたい
ジーンは前の会社のダウンサイジングで早期退職を余儀なくされたが、再就職が難しいと思われる年齢で仕事につくことができた。現在は、フルタイムの仕事を続けているが、将来的にはバーチャルショップの運営に専念したいと考えている。
「インターネットは可能性を広げてくれる有望なビジネスツールだと思います。インターネット通販は年齢の制限がなく、二人の孫を持つ僕でもできる仕事です。夢は大きく持ちたいですね」