一年中需要があるマーケット
アメリカでは昔から、クリスマス、サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)、ニューイアーズデー(New Year's Day)、誕生日、結婚記念日、父の日、母の日などの特別な日や祝祭日にカードやプレゼントを送る習慣がある。特にクリスマスシーズンになると、個人の店や百貨店などの売り場はカードやギフト商品などをいっぱい飾り、大幅なディスカウントをするなど、買い物客の注意を引こうといろいろ工夫を凝らしている。ショッピングセンター街にはギフトショップが数多く立ち並び、普通の日でも、大切な人や家族へのプレゼントを探しに立ち寄る人が沢山いる。
これだけ一年中プレゼントを贈る機会が多いと、商品に対する需要も高くなり、それに対してメーカーはアイディア商品を次々に企画する。インターネット通販でも同じ販売戦略が使われている。
多くの大手メーカーや百貨店はクリスマスや母の日のような祝祭日が近くなると、ホームページ上で特別セールの広告をしている。これらの大企業が販売していないようなユニークな商品やサービスを個人や小規模の通版会社が提供している。例えば、giftsender.comでは、花、グルメ、手作りお菓子、ワイン、そしてテディーベア・コレクションなどを”贈り物(gift)“としてオンラインで販売している。
アメリカ最大のインターネットの本屋さん
自分が手に入れようと思っている本があっても、町の書店では探すのに時間がかかったり、取り寄せてもらうとかなり待たされるので不便な事が多い。そんな買い手のためにオンラインでの本の販売を実現させたのがAmazon.comだ。莫大な本の在庫数を誇り、アメリカで最も成功したスーパー・バーチャル・ブックストアである。アメリカ在住の人であれば、一度はここで買ったことがあると言われるほど有名だ。30近いカテゴリーの中から300万冊の本が選べるだけではなく、CD、オーディオ本、DVD、コンピューターゲームまでも買えるようになっている。発行予定の本をどこよりも早く紹介し、一般の書店の販売価格の2割から4割引で提供している。
Amazon.comでの決済方法はアメリカのオンラインショッピングで最も代表的なSSL(Secure Sockets Layer)テクノロジーを利用している。 これは、Netscape社が考案した暗号通信方式のセキュリティーシステムでデータを暗号化する事で外部による個人情報の盗聴を防止するのである。
このサイトにアクセスする人はアメリカ国内に住んでいるとは限らない。既に160カ国以上の300万人の人達が利用しており、関税や送料についてもわかりやすく説明している。
この他、ベストセラーや賞を獲得した本なども紹介し、定期的にEメールで商品に関する最新情報も提供している。また、ギフトセンターも設けており、誕生日、結婚、退職、お見舞いなどの目的に合った本も購入でき、希望があればきちんと包装をして相手に届けてくれる。さらに、乳幼児からティーンまでの子供を対象にしたカテゴリーも特別に設けられているので家族でショッピングを楽しめるサイトだ。