良き時代を恋うアンティーク万年筆 (お仕事講座(自立独立開業ガイド))
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良き時代を恋うアンティーク万年筆

凝縮された時間が醸す万年筆の魅力

アンティークショップ/ユーロボックス 藤井栄蔵さん 

書斎に似合うアイテムが勢揃い

 ショーウィンドに並んだ万年筆、インク瓶、ライター、腕時計、グラス、陶磁器など、そのどれもが年代物である。

「7、8年前からは、書斎にある文具類を中心に揃えるようになりました。中でも、万年筆には力を入れています。」

 と語るのはオーナーの藤井さん。

 モンブラン、パーカー、ペリカン、ウォーターマン、オノトなどの中で、特に1920年代の製品をメインにアンティーク万年筆が約1000本、商品として用意されている。価格は、数千円から80万円以上の物まで実にさまざまだ。仕入れ先の大部分は海外で、万年筆の専門店やフリーマーケット、オークション、コレクターなどから買い取る。そのとき頼りになるのは、長年の経験に裏付けられた確かな鑑定眼だという。実際に万年筆として使えることは言うまでもないが、小さい傷や修理の跡なども見逃せない。さらに、製造が異なる年代のペン先と軸が組み合わされた物も、識別しなければならない。さもないと、金銭面で損をするだけでなく、ユーロボックスの顧客の信用まで失うことになる。多くの骨董品を見て眼を養うことが、最も確かな勉強法だそうだ。


手に馴染む万年筆が一番

 構造や素材の面で、その時代ごとの最高の技術を駆使して作られた万年筆には渋さや重厚さがあると、藤井さんはアンティーク万年筆の魅力を話す。

 しかし、飾っておくだけではなく、筆記具として使ってほしいとも考えている。そのため購入者には持った時の感触や書き心地を確かめてもらうことにしている。所有者に合った万年筆を末長く使ってもらいたいという配慮からだ。

「今は、インク瓶を集めています。もう、700個ぐらいになりました。」

と藤井さん。各地で催される骨董市などには、午前3時頃からライト片手に出かけるそうだ。いずれはインク瓶も

メインの商品の一つにしたいと語る。

 通販のホームページも計画しており、アンティークへの夢は膨らむ。

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