ダブルワークはいかが? (お仕事講座(自立独立開業ガイド))
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ダブルワークはいかが?

SOHOの「ダブルワーク」の組み合わせにセオリーはない。ここでは、アトランダムに、実例のある12のSOHOダブルワークをあげ、その組み合わせのポイントを考えてみた。これらはみんな実際にある例だ。あなたもオリジナルな「組み合わせ」をさがそう!


インターネット通販 × ホームページ制作代行

自分のビジネス宣伝のために作ったホームページ制作が反響を呼び、通販会社のホームページ制作の依頼が舞い込んだ例。自分のビジネスの工夫への評価が次の新しいビジネスとなるという点、顧客が最初の通販ビジネスターゲットとはまったく違う広がりを持つということで、最も理想的な展開の形。さらに発展させ、データベースをリンクさせることができると、仕事の幅はぐんと大きくなる。データベース分析及びマーケティングも提案できるからだ。当然、価格設定自体が高額に変わってくる。


DTPレイアウト × イラストレーション

マスコミ周辺でよくある組み合わせ。Macintosh などのデジタルデザインツールを効率的に応用できる。ただし関連業務で「ついでにお願い」という依頼のされ方もされやすいため、価格設定には神経を使うという。一般にDTPレイアウトの仕事の方が量産に向く。逆に純粋なイラストレーター指向者は、DTPにはあまり手を出さないようだ。


ライター × イラストレーション・デジタルフォトグラフィー

テクニカルライターがCGソフトを使って、自分の原稿にイラストを添え、ページ構成までを行って出版社に喜ばれ、結果として高い原稿料を得ている例、また、取材ライターが、原稿にデジタルカメラで撮った写真を添え、通信でオンタイムにレポートする例なども出ている。どちらも背景には技術の進歩がある。ただしマスコミ業界は古い慣習が生きている世界なので、これらの兼業はまだあまり多くない。マッチングで雰囲気やオリジナルなセンスが出ると、訴求力は高まる。


雑誌カメラマン × 観光ハガキ制作販売

取材カメラマンをしながら、好きで北海道の大自然を撮影した作品を、写真集ではなく、あえてハガキにし、SOHOオフィスの名前を入れて自分で営業、売り、目に見える形での実収入を上げる例。これだけでなくカメラマンのネットワークによる仕事紹介システムなど、目新しいダブルワークを行う人は、専門学校などを経てプロになった人より、脱サラ、ビデオ業界など異業種からの参入組に目立つようだ。他業界を知っている頭の柔らかさだろうか。当たり前だが写真自体の作品としての品質は、修行組・参入組のどちらが高いとは言えない。人による。


市場調査 × 取材ライター

マスコミ周辺が続くが、これは元々マーケットリサーチ会社にいて脱サラSOHOを起こした人が、後追いの市場調査に飽き足らず、ビジネスライターになった例。中途段階では、マスコミ業界参入のため、先輩ライターのテープ起こしをした時期も。ただし、市場調査×取材ライターというダブルワークをそのまま名刺に記すと、どこかうさん臭さが漂ってしまう。このように「ダブル」の併記がマイナスの場合、名刺は面倒でも別々に。

パソコンインストラクター × オンラインマガジン編集

子供を抱える主婦で、しかも離婚係争中の実力のあるパソコンインストラクター兼パソコン専門学校教師が、忙しい時間の間を縫って、地域密着のインターネットマガジンを創刊・編集している例。現在のところはマガジン編集の収入は持ち出しでも、将来、地域読者のネットワーキングで新しいビジネスの目が生まれる可能性もあるとして、時間を割いているのだ。主婦パワーを見損なうな、といういい例。


DTPデザイン × インテリアグッズ通販

インターネットの存在は、デザイナーに、ソフトとしての制作物のアピールの機会だけでなく、実制作物の受注・制作の機会も与えた。これはタイで美術書のDTPデザイン(一冊まるまるのレイアウトと表紙デザインなどトータルデザイン)を行うデザイナーが、長年の夢だったオリジナルデザインのインテリアグッズ(プラスチック製のスタンド)の通販を行っている例。


テレフォンパソコンインストラクター × 出張パソコン講師

1台の電話で、パソコンに関する悩みの相談にのり、これに満足しない人に、インターネットで募集した、サイドビジネスで出張パソコンインストラクターを行う人材を結び付け、スケジューリングし、出張パソコン教室を行う例。関連業務の応用だが、ホームオフィスながら、無休・24時間対応で信頼を得て、複数のパソコンショップとの提携にも成功している。


事務用品販売 × 営業代行

SOHOでファックスを利用して行う事務用品販売のカタログに、ターゲットの重なる他社商品も相乗り広告させ、出稿料を売り上げ手数料として稼ぐ例。この他にも、投げ込みチラシの裏表を、まったく異なるビジネスで使い合う例なども出ている。営業代行でもあり、相乗り広告でもある。却って消費者の印象に残る。これもSOHO、インターネットなど、並列で利益をお互いにシェアしあう発想から出ていると思われる。不況ならではのユニークビジネス。


オフィスコーヒーレンタル × トナーカートリッジリサイクル受注代行

これはSOHO加入者の多いFCビジネスでの兼業の例。もともとは、オフィスに入り込む機会を、同時に他の商品の売り込みにも使えないかという、相乗り営業的な発想から出たものだった。レーザープリンターのトナーカートリッジ再生は、受注代行の代理店システムも多数ある(再生は提携工場が行い営業手数料が収入となる)。一つのターゲットから別のビジネスで収入をあげれば、新たな営業なしに顧客当たりの収益率を上げることができる。考え方の応用可能。


在宅保育 × 翻訳

自宅ホームオフィスで、自分の子供も含め少人数の保育ビジネスを行いながら、夜に、依頼されたテクニカルな英文翻訳も行っている主婦の例。将来は、英語教育も含めて教育ビジネスの方に重点的に展開したいとのことだが、現在は、不安定な受注ベースの仕事と、毎日決まった保育ビジネスのバランスを取るのが課題という。


経営コンサルタント × 営業・事務代行

SOHO経営者には税理士・会計士・中小企業診断士などの資格職業(「士」さむらい職業という)も多い。これらの職業は今まで内部規制が強く、実業に出ていきづらい雰囲気があったが、これを法律面でクリアし、さまざまなアウトソーシングビジネスに出る動きが見える。自由化初の設立で話題になった未上場株専門証券会社、ディー・ブレーン証券の母体、元は町田のSOHOオフィスだったディー・ブレーンの発想も、SOHOで行う中小企業の経営コンサルタントと、営業・広報などの代行業務のダブルワークだった。

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