異業種交流遊泳術 (お仕事講座(自立独立開業ガイド))
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異業種交流遊泳術

日本版ビッグバンは私達の社会のしくみや考え方を大きく変えています。又、インターネットは私達の情報ツールとして一つの革命をもたらしています。そんな時代の中、「会社に頼らず、生きていく」というスタイル、いわゆるSOHOや個人事業主にとって、異業種交流会は重要な「人脈作りの場」となっています。しかし、現実にこの異業種交流会を十分活用するのはなかなか難しく、「確かに仕事をしていればそれなりに人脈や情報も増えてくるが、どうも何か違う。」そんな方も多いのではないでしょうか。今回はそんな読者のために「異業種交流会」と「人脈」について改めて考えてみたいと思います。


「異業種交流会」=「名刺交換会」

 異業種交流会に参加すると誰もが必ず持つイメージです。又、実際に名刺交換会になる場合は非常に多く見られます。しかし名刺交換が悪いわけではありません。むしろ積極的に行うべきでしょう。そして重要なことは、頂いた名刺の活用方法にあります。

 名刺交換の際、頂いた名刺がどこの誰であるかわかるように、相手の特徴などを日付と共にメモすることです。そして、パソコンの名刺管理ソフト等に貼り込んでおきましょう。最近では顔写真入りの名刺も増えてきました。逆に、自分の名刺にも是非顔写真(写真屋で1シート200円くらいで顔写真シールプリントがすぐ作れます。)を入れるようにしましょう。もう一つのポイントとして、必ず1週間以内に手書きのお礼状を出すことです。以前、私のいた会社では、「感謝メール」と言って契約して頂いたお客様はもちろん、見込み客や名刺交換させて頂いた方すべてに手書きのはがきを出し、その後電話フォローを行うという、非常にアナログ的な作業を行っていました。しかし、お互い人間です。「絆」形成には欠かせない作業でした。現在では、まず電子メールでお礼を述べ、はがきで礼状を送り、電話でフォローというスリーステップで相手に強い印象を残すことが出来ます。この方法により、次回の交流会で会った時の印象は格段に違うはずです。


「異業種交流会」では常に主役

 異業種交流会に参加するのであれば、自らがパワフルに動くことが必要です。例えば交流会前にセミナーなどある場合は一番前に座って自分の存在をアピールし、又、分科会や学習会を積極的に主催して常に中心で動くことです。自ら分科会など主催するのは大変ですが、まめな活動が多くの情報を得るチャンスを作ります。本質的に、単に「お仕事下さい。」的な発想での参加では、長いお付き合いは出来ません。そこには人間関係の信頼がないからです。雑用でもなんでもこなしていけば、必ず、相手から声がかかります。


「インターネット」は「OFF会」で出会う。

SOHOの多くは、パソコン関係の仕事に携わっているわけで、どうしてもインターネット上で検索(異業種交流会と検索するとYahooだけで訳100件近くが表示され、ネット上で情報交換を行っている電子掲示板などでも膨大な量の信頼性のない情報が氾濫している。)してメールでやり取りしたり、メーリングリストで情報を仕入れたり、同じ業種や趣味の方と会議室に参加したり、場合によってはチャットなるもので会話を行ったりというパターンが一般的なようです。もちろんこの方法による異業種交流会参加はスタートとしては大変有効な方法です。私の知り合いのA氏も同じ趣味で集まった会議室に参加し、最初は他人の書いた内容を読むだけでしたが、そのうち、自ら書き込みを始めました。それを機にメールのやり取りが始まり、今ではいくつかの会議室に参加し、100人以上の方と出会い、その中の数十名の方とはかなり親しくやり取りしているようです。しかし、彼が実際に多くの方と親交を深めている一つには「OFF会」を利用している部分が重要なポイントとなっています。インターネットやメールではどうしても偏ったイメージのやり取りになってしまうため、彼は直接会う事によって、そのイメージをコントロールしているのです。もちろん、「趣味の会」である以上、あくまでも「趣味の仲間」と割り切って参加する必要がありますが、そこから得るものは趣味の範囲を越えたものとなっています。

 パソコンの機能向上やデジタルカメラなどの普及でディスプレイ上でもほとんどの情報を得る事が出来ますが、特にビジネスが関わる場合、パソコンはあくまでも連絡ツールと考えるべきでしょう。


異業種交流会の5か条

 最後に「異業種交流会」を仕事にどう広げたらよいかということですが、やはり、戦略的な「人脈作り」を考える必要があります。又「会の目的」をしっかり認識する必要もあります。それらの考え方を5か条にまとめて見ました。

自分と合わないと思ったら、逆に積極的に付き合ってみる。

自分の好き嫌いで判断しては、人脈は広がりません。自分に合わないなと感じる人は、自分にないものを持っている場合が多くあり、新しい情報源であると考えましょう。

常に「GIVE&TAKE」。感謝とお礼の心を常に持つ。

私は常に「無駄が最大の営業」という言葉を心得にしています。相手に対する奉仕の精神・親身さ・親切心を持ち、積極的に自らが動くこと、そして当たり前ですが、相手に依頼したらお礼を忘れないという気配りが、本当に重要です。

新しいツールはどんどん使いこなす。

言うまでもなく、情報を取り入れる事は必要な事ですよね。

考えるより行動せよ。

ネット上にせよ、OFF会にせよ、まめに動く。異業種交流会に参加する場合、自ら積極的に行動していき自分の存在をアピールしましょう。

得意分野を持つ。

「この分野ならあの人に聞け」…どんな小さなことでもよいのです。頼まれたら一講義60分位は話が出来る専門知識を身につけましょう。

社会保険労務士からのワンポイントアドバイス
 
再就職手当って知ってますか?

会社を退職し、職安で一定の手続きを取ると失業給付が受けられるのはご存知ですよね。(人により期間や金額は異なりますが)そして、その失業給付を一定の期間以上残して再就職した場合(つまり、早く再就職したということです。)ご褒美として再就職手当が支給されます。ここでワンポイント。

再就職手当は、単に雇われるだけの再就職だけでなく、自ら新たに事業を開始する人にも支給されることになったのです。例えば、50歳で会社が倒産し、失業給付を受けていたが、どうも再就職の当てがない。「こうなったら自分で商売するしかない。」こう言って、会社を設立した場合、再就職手当を受けられるのです。但し、そこはお国のお金、そう簡単には頂けません。例えば雇用保険の適応事業所(従業員を雇うということ)になることや支給残日数等いくつかの条件があります。

しかし、独立開業等新規事業を目指し、会社を設立される方は一考の価値のある制度です。

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