アイデアさえユニークなら無一文でもうまくいくレンタル衣服業
生活の必要性から生まれたユニーク商売ビジネスを始めるにはお金と人脈が必要だと思われがちだが、アイデアさえユニークなら無一文からでもすべて上手くいく、という好例なのが、編集プロダクションに勤める金子幸子さん(仮名・25歳)が始めた「レンタル衣服業」だ。
パーティーや合コンなど、誘われる機会の多いOLたちには、持ち服が少ないことは相当な悩みになっているようだ。金子さんもファッション雑誌の編集という仕事がら、いろいろなタイプのパーティに出席する機会が多く、その度に持ち服の少なさが悩みのタネだった。そこで金子さんは、友達同士で服の貸し借りをすることで凌いできたが、そこからあるアイデアを思いついたのだ。
「最初は数人の友達と貸し借りをしていただけなのですが、周りにも服を借りたいという女性が増えてきて、面 倒くさいから私のマンションのクローゼットにみんなの服を預かり、あとはそこから好みの服を勝手に取っていけるようにしたんです」
しかし反響は予想以上に大きく、連日誰かが設楽さんのマンションに服を借りにくるようになった。そしてクリーニング代や裁縫代など出費もかさむようになったため、金子さんはこのサービスを有料化した。
「最初は単なる遊びで始めたのですが、だんだん利用者が増えたことと、逆に増える出費を補う必然性から有料化にしたのです。最初は面 倒臭いことになったと思いましたが、反面このアイデアをビジネスにしてみたいという挑戦心が生まれてきたのです。サイドビジネスは私にとっては一種のゲーム。どれだけ稼げるか、賭けてみたかったのです」
金子さんは次のようなシステムを考え出した。無料で服を預けてもらって、それを1000円で貸し出す。そして500円を預け主にバックし、残りの500円が金子さんの報酬になる。非常に単純だがこの発想が当たった。
「最初は、わずか1000円でブランドの服が借りられる、というお手頃感をアピールしたつもりですが、むしろ服を預けておくだけで小遣いが稼げるという、そちらに関心が集まったみたいです。実際、服を預けておくだけで月に5万円くらい稼ぐ女性はザラですから」
レンタル衣服業はいかに上質の服をストックできるかが「商売の肝」。金子さんがただでバラエティに富んだ服を確保できるのは、貸す側、借りる側、双方にメリットの生まれる仕組をつくったからだ。
さらに、このレンタル衣服業がテレビ番組で紹介されたことで利用者が急増。現在、金子さんは増えすぎた服を管理するため、衣服収納用として別 の部屋を借りた。
また、パソコンでマーケット分析を行い、人気服の傾向を読み、さらに受付係としてアルバイトを1人雇う力の入れよう。現在、金子さんの月収は50万円に達している。
ダブルワーク成功のポイント
仕事の段取りさえ組んでいれば、あとは自然とビジネスが成り立ち、いつの間にかお金が入ってくるようになっている。こうした商売の「仕組み」を作ることがダブルワークを成功させる最大の鉄則ともいえる。
そして何よりも大切なのはダブルワークを楽しむことである。目先の日銭欲しさに、安易なサイドビジネスに飛びついてしまっては、本業にも悪影響を及ぼすことになり兼ねない。ダブルワークを収入アップの手段としてだけではなく、日頃使わない「脳」と「筋肉」をリフレッシュさせ、社外のいろいろな人たちと出会うきっかけを得る手段として考えれば、自然と仲間も集まり、あなたに最適なサイドビジネスネタが見つかるに違いない。
実際にダブルワーカーとして活躍しているほとんどの人が、「そのサイドビジネスが本業に良い相乗効果 をもたらすかどうか」を考えるべきだと語っている。