注目を集める「ネットワーク型」ダブルワークとは何か
サイドビジネスを始めたくても、取り組むべきめぼしい商売ネタを見つけられず身動きの取れない人が多い中、サイドビジネスで培った人脈、情報、経験を本業にも活かし、悠々とダブルワークを楽しんでいるビジネスマンが増えているらしい。彼らはどのように商売のネタを見つけたのか?
異業種交流会「パティオ」の委員長を勤めながら、本業では商社に勤めているという榎本昭弘氏はこう語る。
「いまビジネスマンがもっとも大切にしているのは横とのつながり、つまり業界を隔てた人脈です。異業種交流会や各種セミナーなどに参加して、社外の人とのネットワークつくりに積極的になっているのです。しかし、ただ人脈の幅を広げるだけでは満足できなくなった人が増えて、その人脈を活かして何かを生み出そうとし始めているのです」
確かに、企業内では自分の仕事領域が決まっていて、新しいことを試みる余地はない。となると、会社の外で新しい仲間と一緒に自分たちの力を発揮してみたくなる。
「こうした人たちがホームページ制作会社を始めたり、イベント企画制作を始たり、またオンライン通 販を始めたりします。つまり人脈ネットワークを活かしたサイドビジネスを可能にしたのがインターネットです」
いわばこれは「ネットワーク型サイドビジネス」と表現できるだろう。多くのスタッフがかかわることで情報収集、顧客開拓が容易になり、比較的容易に軌道に乗りやすい。しかも、サイドビジネスを通 じて得られる多くの人脈、情報を本業にも活かせるため、とくにビジネスマン向けのサイドビジネス・スタイルだと言える。
実際、このパティオで仲間を作り、ホームページ代行業務を副業で始めたという山下健児氏(仮名/家電メーカー・28歳)もサイドビジネスにかける意気込みをこう語る。
「会社の昇給・昇格評価は学歴が非常に影響するので、学歴で見劣りする私は、いつまでも兵隊でしかない。やる気はあるのですが社内の評価基準は当てになりませんから、このやる気を
外へ向けようと思い、サイドビジネスを始めようという気になったのです。当初は、何をしてお金を稼げばいいのか、まるで検討もつきませんでしたが、幸いインターネット環境が整っていたことと、異業種交流会で多くの仲間ができたことで、ホームページ代行業務をスタートさせたのです」
では、こうした「ネットワーク型サイドビジネス」をすでにに実践し、本給以外に月収10万円以上を稼ぎ出している人たちの、オリジナル・ダブルワーク術を検証してみよう。彼らがいかに商売のネタを見つけ、それを行動に移したか——。そこにはあなたが学ぶべき多くのヒントが隠されているに違いない。
ダブルワーク成功のポイント
仕事の段取りさえ組んでいれば、あとは自然とビジネスが成り立ち、いつの間にかお金が入ってくるようになっている。こうした商売の「仕組み」を作ることがダブルワークを成功させる最大の鉄則ともいえる。
そして何よりも大切なのはダブルワークを楽しむことである。目先の日銭欲しさに、安易なサイドビジネスに飛びついてしまっては、本業にも悪影響を及ぼすことになり兼ねない。ダブルワークを収入アップの手段としてだけではなく、日頃使わない「脳」と「筋肉」をリフレッシュさせ、社外のいろいろな人たちと出会うきっかけを得る手段として考えれば、自然と仲間も集まり、あなたに最適なサイドビジネスネタが見つかるに違いない。
実際にダブルワーカーとして活躍しているほとんどの人が、「そのサイドビジネスが本業に良い相乗効果 をもたらすかどうか」を考えるべきだと語っている。