オフィスでのリサイクルは環境に優しくコスト削減
中部リサイクル運動市民の会/エコペーパー100CLUB事務局
http://www.es-net.sf21npo.gr.jp/
● トナーのリサイクル率は、アメリカの約1/6
「中部リサイクル運動市民の会」が発足したのは1980年10月。不用品のデータバンクシステムの運営、フリーマーケットや資源回収キャンペーンの企画、新聞古紙100%再生紙「エコペーパー100」の開発・販売など、これらの活動を通して、家庭から出るゴミのリサイクルに取り組んできた。
さらに考えられたのは、オフィスから出る紙ゴミの回収・再生と合わせて、トナーカートリッジもその候補になった。準備期間をおいて1995年8月、再生・加工工場が稼働し始める。中部リサイクル運動市民の会がこの活動を推し進めて、再生紙メーカー(株)トキワが技術的な再生・加工という分担でスタートした。
回収した使用済みトナーカートリッジは、分解してから消耗品の交換、残留トナーの排出、クリーニングなどの工程を経る。主要部品である感光体、ドラムを高品質ドラムに交換し、トナーを再充填。最高のリチャージ技術を駆使し、徹底的な品質検査、テストプリントを行った後ユーザの元へ納品される。
再生回数はシリアルナンバーで管理されており、この方法で3〜5回のリチャージが可能である。再生料金は新品価格の約半額。特に高価な消耗品なだけに、再生頻度が多ければ多いほど経費節減になる。
さらには、カートリッジ自体が金属やプラスチックで作られている不燃物なので、再利用することでゴミの減量、地球の環境保護にも貢献することにもなる。
● さらなる品質UPが、普及の鍵
このシステムで一番重要なのは品質である。リサイクル品を手にするとき、消費者の最大の関心事はまさにここである。再生品での印字トラブルは、リサイクルシステムを導入する判断に影響するのは言うまでもない。
そのため、単品ごとの交換履歴管理、徹底した生産・品質管理、技術者の技術習得など、不良の低減に向けた万全なシステム作りも行われている。今以上に品質管理を徹底し、印字品質を上げることで再生回数を増やし、さらなるリサイクル本数を期待できる。 当初は数名のスタッフでスタート。処理数を見ると最初の2か月は0本、3か月めに10本、半年後には約50〜60本と月を追うごとに増え、現在は再生・加工スタッフ約30名で月平均3000本に達している。
日本全体で使用されるトナーカートリッジの中で、リサイクル品は5〜6%にしか満たない。アメリカ並の30%台の市場になれば、一つのビジネスとして成立するはずである。中部リサイクル運動市民の会では、トナーカートリッジリサイクルシステムのより一層の普及を考えており、新しい事業系ゴミの回収システムに取り込めるよう、現在システムを構築している。
個人レベルでもこのシステムの導入で、ビジネスチャンスに結び付くことは間違いない。ビジネス分野としてだけではなく、真のリサイクル活動を通しても今後ますます広がっていくシステ