安心できる食べ物を家庭の食卓へ
理想からスタートした自然食品のお店
自然食品の店 サンショップ
http://www.sunshop.co.jp/
● 時代を先取りした、健康食品販売のアイデア
今から約13年前、食品卸問屋を経営する高橋社長がふとひらめいた「これからは自然食品だ!」というアイデア。それは当時の日本の食品ビジネスにおいてまだまだ目新しいものであったと、現在サンショップをマネージメントしている高橋社長のご子息、淳一さんはデスクトップのパソコンをいじりながら屈託のない笑顔で語ってくれた。
この自然食品のお店、サンショップは神奈川県の小田原市にある食品卸売市場内にあり、扱っている商品は米、野菜、香辛料などの食品はもちろん、シャンプー、リンスなどのあらゆる製品が「環境にやさしい」をテーマに製造、販売されている。特に、野菜に関しては選択基準を明確に掲げており、高橋社長自ら苦心して開拓した、開店当時からの信頼関係にある契約無農薬農家からの入荷がほとんどだという。その他の加工品に関しても、お店の厳しいチェックを通過したものしか仕入れない。このこだわりが、お店の経営方針を揺るぎないものにしているのだ。今日の健康食品ブームも手伝って、お店の固定客は着実に増えているという。
● 自然食品のPRはホームページにお任せ
3年前から淳一さんは、お店での販売の他に自作のホームページ『自然食品のお店SUNSHOP』による、健康食品の通信販売を開始した。そこで、通販を始めたきっかけを淳一さんに伺ったところ、
「ただ、流行っていたからね。」
と率直なひとこと。
しかしそのシンプルな理由とは裏腹に、この自作ホームページは通信販売の商品リストだけでなく、お店の紹介や各種新製品の宣伝、プレゼント企画など多くの情報を満載している。さらに、淳一さん本人が契約無農薬農家や自然食品を扱うメーカーなどへ出向き、消費者の視点で調査取材、執筆をしている「サンショップのデジカメ出張記」のコーナーなどもある。健康への関心を自然と高めてくれる、魅力あるホームページ。まさに、高橋社長譲りのビジネス・マネージメントのセンスが見え隠れしている。
通信販売を始める前は、お店の売れ筋商品のほとんどが食品類であったという。しかし、通信販売を開始したところ、環境にやさしい自然派のシャンプーやリンス、洗濯石鹸などの食品以外の商品が取って替わった。また、客層も主婦などの女性が増え、現在では日本全国から注文の電子メールが相次いでおり、アクセス数は一日平均約10件から15件。その中には、顧客からの商品の感想や質問、そして同業者からの応援もある。幸い、商品に対するクレームは一度もないそうだ。淳一さんは毎日、時間をやり繰りしながらもこれらのメール全部に返事を書いており、ホームページならではのネット・コミュニケーションを大切にしている。
様々な商品が様々な形で溢れかえっている現代の日本。売上第一だけのビジネスがごまんとある中、このサンショップのような大きな理想と心意気主義のビジネスがこれからは成長してゆくだろう。